熱中症の本当の恐ろしさ
熱中症の本当の恐ろしさは、今年生き延びた人が、来年も同じように過ごして死んでしまうことじゃなかろうか。
人間というのは案外強いもので、死者が出る程の暑さでも多くは生き延びることができる。
そうして周りで熱中症による死者がいなかった場合、悲惨な結果が出るまで誤った認識のまま過ごしてしまうこともあるだろう。
まぁ、大人も悲惨ではあるが、その中でも、学校に通う子供が一層可愛そうだ。
今年大丈夫だったのだからと、来年も同じような屋外での活動をさせられて熱中症で犠牲になってしまう児童がいるのが目に見えている。
日本の暑さは尋常じゃないので、何度以上は屋外での活動禁止など、わかりやすい、そして犠牲者ゼロを目指すような決まりをつくっておかないと熱中症による犠牲は収まらない。